螺旋

青い螺旋は行き詰った私の心を解放してくれそうな気がしました。
Cy twomblyの作品群に魅かれるのはどうしようもない喪失感や失望を

自らで解決しようとする行為に似ているからだと思います。
失望のどん底にあっても、握った鉛筆は円を描いてくれます。

時が止まったような線は始め弱々しいものであっても、
続けて何度も繰り返して描かれていくうちに、

何時しか安定を求めて形や色に強さが生まれます。
幼児が手をかざして何かを求めるように、それが何かわからないまま、

私も手をかざして求め、生きている苦しさと喜びをを分かち合いたいと思いました。