源氏物語40帖 御法 祈る紫上 試案2

アートビタミン

2017年03月15日 09:11

40帖 御法の続き。紫上

三月 法華経の供養が行われ、紫上は別れの歌を詠みます。
「惜しからぬこの身ながらもかぎりとて、薪つきなむことの悲しさ」
薪とは命の炎のことで、死ぬことが悲しいと歌っています。
簾を入れてバックにグラデーションをかけてみました。

死を前にした澄明な心を描きたかったです。
まだこの帖の絵はまだ続きます。




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